私がほぼ面識のなかった父方の祖母に預けられたのは、中学2年のことだった。 京都と兵庫の県境の小さな町で、祖母は一人で暮らしていた。行き場のない私に対し両親が知恵を出し合った結果、絶縁状態の祖母に預けるというウルトラCを完成させたのだ。 小さな…
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